白熊日記

7歳と5歳を育てる母親が、日々考えたことを書いています。

新学期の風景

長男は土日に習いごとをしている。

土曜はかけっこ教室、日曜はプログラミング教室。

 

ほとんどの場合、土曜日は家族4人で出かけて習いごとが終わるのを待っていて、

日曜は父子3人で行ってもらって私は自宅でひとりの時間をもらっていたのだが、

昨日は一緒に行き、夫と次男と3人でスターバックスに入って教室が終わるのを待った。

ひとりの時間は喉から手が出るくらいほしい。

でも実際家にひとりになると、そしてそれがよく晴れた日中だったりすると、

何か悪いことをしているような、無駄な時間を過ごしているような気がして、

どうにも落ち着かず、結局満喫できないのだ。

 

スターバックスで、夫は仕事、次男はタブレットで遊び、私は本を読んだ。

いかにも現代の裕福な核家族という雰囲気で、普段なら周りの視線が気になるが、

スターバックスには似たような家族が複数いるのでそこまで気にせずに済む。

 

冬休みに読もうと思って読めなかった向田邦子のエッセイを読む。

戦時中の家族での食事風景や年老いた母親に対する複雑な心境を描いた文章に、涙腺が緩む。

 

ここに書こうと思っていた子どものかわいい言い回しがいくつもあったのに、

いざ書こうとすると思い出せない。思い出せる分だけ書く。

 

微炭酸らしきジュースを飲んだ次男

「これ!おとなのジュースだ!ビリって来てガラスががしゃーんって刺さる!」

 

たばこの話をしていた時の長男

「たばこってさあ、火をつけるんでしょ?そこをあむってするの?口に火をいれるの?」

 

今日は月曜日。

長男は1年生のあいだずっと私と一緒に登校していたが、

今朝からは途中まででいいと言って、大きめの道を渡ったところからはひとりで歩き、

数メートル先で友達と合流して登校していった。

私と別れてから数歩ごとに振り返って手を振り、角を曲がる瞬間にも振り返って手を振った。

 

次男も今日から幼稚園が始まったが、9時半に連れて行って11時半に迎えに行くので、

親にとっては行ってないも同然である。

が、次男本人にとっては、行くと行かないではやっぱり全然違うらしい。

幼稚園の玄関で緊張した様子で靴を脱いだら、勢いをつけて走り出し、

そのまま一度も振り返らずに階段を駆け上がっていった。