読書記録
相変わらずやる気がない。 やる気がなくても食うに困らないなんて幸せ者だよ、贅沢だな、というツッコミが脳から絶えず入るので、誰にも相談できない。 産後、小説が読めなくなった。たまにハマって一気に読み通すこともあるが、そういう小説にはめったに出…
何年も前からずっと読みたいと思っていた。でも、育児の合間の時間をつなげて読む私のスタイルでは何年かかっても読み終えられない気がして買えなかった。そうこうしているうちに、この増補新版が出た。とりあえず買うだけ買っておこう、積読万歳!と文字通…
最初に読んだのは、小説そのものではなく受賞のことばだった。 「ほんとうは、作家になりたかった」から始まるその文章は、とてもシンプルだ。かつ、筆者と同じように数年前まで小説を書こうとしていた私には、自分の気持ちを言い当てられたような内容で、ず…
坂口恭平さんのことを知ったのは、たぶんもう10年くらい前だ。 職場の先輩が熊本移住前の坂口さんと知り合いで、面白い人がいるという話を聞いたのが最初だったような気がする。でも、もしかしたらそんな記憶は私の捏造で、『独立国家のつくりかた』を読んだ…